~ トイプードル タルタル 東北を旅する ~

DAY1 / 川崎 → 那須高原SA → 松島

神奈川から宮城県の松島まで、約6時間のドライブ。
途中にドックランのある、那須高原サービスエリアで一休み。

本日のお宿は「松島や~」で有名な景勝地にある温泉旅館。

ホテル大松荘

宮城県宮城郡松島町松島字町内25
連絡先 022-354-3601

宿評価
★★★★(※ 個人の感想デス / 5満点)
  • 場所がよい。松島海岸駅、遊覧船乗り場ののすぐ側で、散歩しながらおみやげ屋を見るのも楽しい
  • 近くの松島海岸公園は散歩に最適
  • 夕食はお部屋なので犬連れでも安心
  • コスパがよい。
  • 施設は少し古く、昔ながらの昭和の温泉旅館といった雰囲気(個人的には嫌いじゃない)
  • 朝食は食事会場なので、犬は連れていけない
  • 犬連れ専用宿ではないので、お部屋以外はクレートが抱っこで移動
総評:
私達が訪れた時はまだ震災の影響が残っており、露天風呂など一部施設は閉鎖されていました。
従業員の皆様はとても優しく、犬連れの私達に色々親切にしてくれました。
お夕食は品数も多くとっても豪華!

お部屋でいただけるので、犬も自宅にいるようにくつろいでおり、のんびり食事を楽しむことが出来ました。
芭蕉の句で有名な松島の絶景を巡る遊覧船(犬NG)も近くから出ています。
ちなみに犬と一緒に乗りたいなら、それほど高くない値段で小型船をチャーターすることもできるとか。

DAY2 / 松島 → 石巻 → 気仙沼 → 平泉

石巻の日和山公園散策。
南三陸さんさん商店街でお買い物。

この日訪れた場所は、松島に比べると観光客も少なく、震災の爪痕が多く残っていましたが、 一歩一歩復興していくんだという思いが仮設店舗から感じられ、非常に心に残りました。
気仙沼鹿折復興マルシェでは、スタッフの方から震災についてお話を聞くことが出来ました。 「避難勧告が出たら、何回無駄足になったとしても、必ず毎回避難するべき!」という言葉は忘れられません。

地面に横たわる第18共徳丸は、被害の大きさ、津波の恐ろしさを体現していました。
世界遺産となった平泉へ向かう。
今日の宿はシンプルな民宿。
お風呂は近くの「悠久の湯 平泉温泉(10:00~21:00)」を利用するのがオススメ。

舞鶴荘

岩手県西磐井郡平泉町平泉字志羅山123-1
連絡先 0191-46-3375

宿評価
 ★★★★(※ 個人の感想デス / 5満点)
  • 場所がよい。毛越寺の直ぐ側で、駅から徒歩8分
  • コスパがいい
  • 頼めば部屋食にしてくれる
  • 近くに犬の散歩に最適な広大な庭園がある
  • 旅に豪華さを求める人にはすすめない。共同の洗面所など合宿で泊まるような雰囲気
総評:
犬と一緒に気軽に泊まれるし、観光するのに場所もいいので、私はとても気に入りました。
なにより、平泉では犬OKの宿が他に見つけられず、いい民宿に泊まらせてもらえて、とてもありがたかった。

DAY3 / 平泉 → 厳美渓 → 東鳴子温泉

有名な中尊寺へ。
金色堂には犬が入れないので、そこだけ交代で拝観。

ランチは中尊寺第一駐車場内にある平泉農家茶屋で。(テラス席のみ犬OK)
宮城県の鳴子温泉までドライブ。

途中、厳美渓という美しい渓谷にて散歩を兼ねて休憩。
名物の空飛ぶ団子は お金を入れて合図すると、川向かいの茶店からお団子とお茶が籠で届くのが楽しい。
こけしで有名な宮城県鳴子温泉の隣にある東鳴子温泉に宿泊。
けっこう広い宿なのだけど、この日は私達以外に宿泊客がおらず(だから犬連れOKなのかな・・・)
他の客に気を使うこともなく、のんびりと過ごせました。

湯治宿 黒湯の高友旅館

宮城県大崎市鳴子温泉字鷲ノ巣18
連絡先 0229-83-3170(8:00-20:00)

宿評価
 ★★★(※ 個人の感想デス / 5満点)
  • 黒湯など特徴のある源泉掛け流しの湯がいい
  • 食事処に犬を連れていける
  • 施設全体が少し古い感じ
  • 鳴子温泉まで歩くと遠い(20分くらい)

総評:
宿は古いものの、特徴ある温泉を源泉掛け流しでを楽しめるのがGOOD!。
スタッフの皆様も親切でした。
宿に4種類の源泉があり、お風呂はすべて掛け流し。

のんびり入ろうとしたら、どこからか犬の遠吠えが・・・。
聞こえないふりをして、そのままお湯につかりました。

DAY4 / 東鳴子 → 那須高原

宮城から川崎までノンストップは厳しいので、間にある那須高原で一泊することに。

那須町共同利用模範牧場で一休み。牛がいるくらいで何があるわけでもない。

殺傷石園地は温泉の煙がモクモクして、長いボードウォークもあるので、犬の散歩がてら観光するのにピッタリ
本日のお宿は那須湯本温泉の民宿街の真ん中に位置する、これまた渋い家族経営っぽいお宿。
でも、お風呂が素敵。なんと、那須湯本最古の「鹿の湯」から源泉が引かれているんです!
鳴子温泉の黒湯とはまた違う、乳白色の濃いお湯と硫黄の香りにうっとり。

南月

栃木県那須郡那須町湯本55-2
連絡先 0287-76-2253 (7:00-22:00)

宿評価
 ★★★★(※ 個人の感想デス / 5満点)
  • 少し緑がかった乳白色の温泉がすばらしい
  • 那須温泉元湯・鹿の湯まで歩いてすぐ。割引券もくれる
  • 町の共同浴場に無料で入浴できる
  • 食事はすべてお部屋なので、犬がいても大丈夫!!
  • 一泊二食で6000円~という超リーズナブル
  • 私の泊まった部屋はかなり広かった
  • ホテルライクな華やかさやサービスは、けして求めてはいけない
  • 布団は自分で敷かねばならぬ
総評:
犬を連れて気兼ねなく泊まれるボロいい宿。
なんといっても宿と周辺の温泉が素晴らしい!!

DAY5 / 那須 → 川崎

最終日は那須アウトレットへ寄ってから帰宅。犬と入れるお店もわりとありました。

東日本大震災に心を傷めなかった人はいないと思います。
東北の復興に役立ちたいなら、観光でいいから被災地を訪れ、地元経済に貢献することも大事との意見を聞き、旅行を計画したものの、 つらい記憶も新しい場所に、犬連れでノコノコ訪れていいのかというとまどいもありました。
しかし、自分の目で被災地を見ておくことが大切だと感じたので、思いきって出かけることにしました。
心に残る旅となったように思います。

お土産もいっぱい買いました。
復興を続ける東北、また、ぜひ行きたいと思います。